ヤコブの手紙

章 : 2 3 4 5 1


第 1 章

5 あなたがたのうち、知?に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に?える神に、願い求めるがよい。そうすれば、?えられるであろう。
6 ただ、疑わないで、信仰をもって願い求めなさい。疑う人は、風の吹くままに?れ動く海の波に似ている。
7 そういう人は、主から何かをいただけるもののように思うべきではない。
8 そんな人間は、二心の者であって、そのすべての行動に安定がない。
9 低い身分の兄弟は、自分が高くされたことを喜びなさい。
10 また、富んでいる者は、自分が低くされたことを喜ぶがよい。富んでいる者は、草花のように過ぎ去るからである。
11 たとえば、太陽が上って熱風をおくると、草を枯らす。そしてその花は落ち、その美しい姿は消えうせてしまう。それと同じように、富んでいる者も、その一生の旅なかばで?落するであろう。
12 試?を耐え忍ぶ人は、さいわいである。それを忍びとおしたなら、神を愛する者たちに約束されたいのちの冠を受けるであろう。
13 だれでも誘惑に?う場合、「この誘惑は、神からきたものだ」と言ってはならない。神は?の誘惑に?るようなかたではなく、また自ら進んで人を誘惑することもなさらない。
14 人が誘惑に?るのは、それぞれ、欲に引かれ、さそわれるからである。
15 欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す。
16 愛する兄弟たちよ。思い違いをしてはいけない。
17 あらゆる良い贈り物、あらゆる完全な賜物は、上から、光の父から下って?る。父には、?化とか回?の影とかいうものはない。
18 父は、わたしたちを、いわば被造物の初?とするために、?理の言葉によって御旨のままに、生み出して下さったのである。
19 愛する兄弟たちよ。このことを知っておきなさい。人はすべて、聞くに早く、語るにおそく、怒るにおそくあるべきである。
20 人の怒りは、神の義を全うするものではないからである。
21 だから、すべての汚れや、はなはだしい?を捨て去って、心に植えつけられている御言を、すなおに受け入れなさい。御言には、あなたがたのたましいを救う力がある。
22 そして、御言を行う人になりなさい。おのれを欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけない。
23 おおよそ御言を聞くだけで行わない人は、ちょうど、自分の生れつきの顔を鏡に映して見る人のようである。
24 彼は自分を映して見てそこから立ち去ると、そのとたんに、自分の姿がどんなであったかを忘れてしまう。
25 これに反して、完全な自由の律法を一心に見つめてたゆまない人は、聞いて忘れてしまう人ではなくて、?際に行う人である。こういう人は、その行いによって祝福される。
26 もし人が信心深い者だと自任しながら、舌を制することをせず、自分の心を欺いているならば、その人の信心はむなしいものである。父なる神のみまえに?く汚れのない信心とは、困っている孤?や、やもめを見舞い、自らは世の汚れに染まずに、身を?く保つことにほかならない。
27 父なる神のみまえに?く汚れのない信心とは、困っている孤?や、やもめを見舞い、自らは世の汚れに染まずに、身を?く保つことにほかならない。
1 イエス?キリストの使徒ペテロから、ポント、ガラテヤ、カパドキヤ、アジヤおよびビテニヤに離散し寄留している人たち、
2 すなわち、イエス?キリストに?い、かつ、その血のそそぎを受けるために、父なる神の予知されたところによって選ばれ、御?のきよめにあずかっている人たちへ。?みと平安とが、あなたがたに豊かに加わるように。
3 ほむべきかな、わたしたちの主イエス?キリストの父なる神。神は、その豊かなあわれみにより、イエス?キリストを死人の中からよみがえらせ、それにより、わたしたちを新たに生れさせて生ける望みをいだかせ、
4 あなたがたのために天にたくわえてある、朽ちず汚れず、しぼむことのない資産を受け?ぐ者として下さったのである。