ガラテア人への手紙

章 : 2 3 4 5 6 1


第 2 章

1 その後十四年たってから、わたしはバルナバと一?に、テトスをも連れて、再びエルサレムに上った。
2 そこに上ったのは、啓示によってである。そして、わたしが異邦人の間に宣べ?えている福音を、人?に示し、「重だった人たち」には個人的に示した。それは、わたしが現に走っており、またすでに走ってきたことが、むだにならないためである。
3 しかし、わたしが連れていたテトスでさえ、ギリシヤ人であったのに、割?をしいられなかった。
4 それは、忍び?んできたにせ兄弟らがいたので――彼らが忍び?んできたのは、キリスト?イエスにあって持っているわたしたちの自由をねらって、わたしたちを奴隷にするためであった。
5 わたしたちは、福音の?理があなたがたのもとに常にとどまっているように、瞬時も彼らの?要に屈服しなかった。
6 そして、かの「重だった人たち」からは――彼らがどんな人であったにしても、それは、わたしには全く問題ではない。神は人を分け隔てなさらないのだから――事?、かの「重だった人たち」は、わたしに何も加えることをしなかった。
7 それどころか、彼らは、ペテロが割?の者への福音をゆだねられているように、わたしには無割?の者への福音がゆだねられていることを認め、
8 (というのは、ペテロに?きかけて割?の者への使徒の務につかせたかたは、わたしにも?きかけて、異邦人につかわして下さったからである)、
9 かつ、わたしに賜わった?みを知って、柱として重んじられているヤコブとケパとヨハネとは、わたしとバルナバとに、交わりの手を差し伸べた。そこで、わたしたちは異邦人に行き、彼らは割?の者に行くことになったのである。
10 ただ一つ、わたしたちが貧しい人?をかえりみるようにとのことであったが、わたしはもとより、この事のためにも大いに努めてきたのである。
11 ところが、ケパがアンテオケにきたとき、彼に非難すべきことがあったので、わたしは面とむかって彼をなじった。
12 というのは、ヤコブのもとからある人?が?るまでは、彼は異邦人と食を共にしていたのに、彼らがきてからは、割?の者どもを恐れ、しだいに身を引いて離れて行ったからである。
13 そして、ほかのユダヤ人たちも彼と共に?善の行?をし、バルナバまでがそのような?善に引きずり?まれた。
14 彼らが福音の?理に?ってまっすぐに?いていないのを見て、わたしは衆人の面前でケパに言った、「あなたは、ユダヤ人であるのに、自分自身はユダヤ人のように生活しないで、異邦人のように生活していながら、どうして異邦人にユダヤ人のようになることをしいるのか」。
15 わたしたちは生れながらのユダヤ人であって、異邦人なる罪人ではないが、
16 人の義とされるのは律法の行いによるのではなく、ただキリスト?イエスを信じる信仰によることを認めて、わたしたちもキリスト?イエスを信じたのである。それは、律法の行いによるのではなく、キリストを信じる信仰によって義とされるためである。なぜなら、律法の行いによっては、だれひとり義とされることがないからである。
17 しかし、キリストにあって義とされることを求めることによって、わたしたち自身が罪人であるとされるのなら、キリストは罪に仕える者なのであろうか。?じてそうではない。
18 もしわたしが、いったん打ちこわしたものを、再び建てるとすれば、それこそ、自分が違反者であることを表明することになる。
19 わたしは、神に生きるために、律法によって律法に死んだ。わたしはキリストと共に十字架につけられた。
20 生きているのは、もはや、わたしではない。キリストが、わたしのうちに生きておられるのである。しかし、わたしがいま肉にあって生きているのは、わたしを愛し、わたしのためにご自身をささげられた神の御子を信じる信仰によって、生きているのである。わたしは、神の?みを無にはしない。もし、義が律法によって得られるとすれば、キリストの死はむだであったことになる。
21 わたしは、神の?みを無にはしない。もし、義が律法によって得られるとすれば、キリストの死はむだであったことになる。