ペテロの手紙第二

章 : 2 3


第 2 章

1 しかし、民の間に、にせ預言者が起ったことがあるが、それと同じく、あなたがたの間にも、にせ?師が現れるであろう。彼らは、滅びに至らせる異端をひそかに持ち?み、自分たちをあがなって下さった主を否定して、すみやかな滅亡を自分の身に招いている。
2 また、大ぜいの人が彼らの放?を見習い、そのために、?理の道がそしりを受けるに至るのである。
3 彼らは、貪欲のために、甘言をもってあなたがたをあざむき、利をむさぼるであろう。彼らに?するさばきは昔から猶予なく行われ、彼らの滅亡も?ることはない。
4 神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、さばきの時まで暗やみの穴に閉じ?めておかれた。
5 また、古い世界をそのままにしておかないで、その不信仰な世界に洪水をきたらせ、ただ、義の宣?者ノアたち八人の者だけを保護された。
6 また、ソドムとゴモラの町?を灰に?せしめて破滅に?し、不信仰に走ろうとする人?の見せしめとし、
7 ただ、非道の者どもの放?な行いによってなやまされていた義人ロトだけを救い出された。
8 (この義人は、彼らの間に住み、彼らの不法の行いを日?見聞きして、その正しい心を痛めていたのである。)
9 こういうわけで、主は、信心深い者を試?の中から救い出し、また、不義な者ども、
10 特に、汚れた情欲におぼれ肉にしたがって?み、また、?威ある者を?んじる人?を罰して、さばきの日まで閉じ?めておくべきことを、よくご存じなのである。こういう人?は、大?不敵なわがまま者であって、?光ある者たちをそしってはばかるところがない。
11 しかし、御使たちは、勢いにおいても力においても、彼らにまさっているにかかわらず、彼らを主のみまえに訴えそしることはしない。
12 これらの者は、捕えられ、ほふられるために生れてきた、分別のない動物のようなもので、自分が知りもしないことをそしり、その不義の報いとして罰を受け、必ず滅ぼされてしまうのである。
13 彼らは、??でさえ酒食を?しみ、あなたがたと宴?に同席して、だましごとにふけっている。彼らは、しみであり、きずである。
14 その目は淫行を追い、罪を犯して飽くことを知らない。彼らは心の定まらない者を誘惑し、その心は貪欲に慣れ、のろいの子となっている。
15 彼らは正しい道からはずれて迷いに?り、ベオルの子バラムの道に?った。バラムは不義の?を愛し、
16 そのために、自分のあやまちに?するとがめを受けた。ものを言わないろばが、人間の?でものを言い、この預言者の狂?じみたふるまいをはばんだのである。
17 この人?は、いわば、水のない井?、突風に吹きはらわれる霧であって、彼らには暗やみが用意されている。
18 彼らはむなしい誇を語り、迷いの中に生きている人?の間から、かろうじてのがれてきた者たちを、肉欲と色情とによって誘惑し、
19 この人?に自由を?えると約束しながら、彼ら自身は滅亡の奴隷になっている。おおよそ、人は征服者の奴隷となるものである。
20 彼らが、主また救主なるイエス?キリストを知ることにより、この世の汚れからのがれた後、またそれに?き?まれて征服されるならば、彼らの後の?態は初めよりも、もっと?くなる。
21 義の道を心得ていながら、自分に授けられた聖なる戒めにそむくよりは、むしろ義の道を知らなかった方がよい。ことわざに、「犬は自分の吐いた物に?り、豚は洗われても、また、どろの中にころがって行く」とあるが、彼らの身に起ったことは、そのとおりである。
22 ことわざに、「犬は自分の吐いた物に?り、豚は洗われても、また、どろの中にころがって行く」とあるが、彼らの身に起ったことは、そのとおりである。