歴代誌第二

章 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36


第 35 章

1 ヨシヤはエルサレムで主に過越の祭を行った。すなわち正月の十四日に過越の小羊をほふらせ、
2 祭司にその職務をとり行わせ、彼らを?まして主の宮の務をさせ、
3 また主の聖なる者となってすべてのイスラエルびとを?えるレビびとに言った、「あなたがたはイスラエルの王ダビデの子ソロモンの建てた宮に、聖なる箱を置きなさい。再びこれを肩にになうに及ばない。あなたがたの神、主およびその民イスラエルに仕えなさい。
4 あなたがたはイスラエルの王ダビデの書、およびその子ソロモンの書に基いて氏族にしたがい、その班によって、みずから備えをなし、
5 あなたがたの兄弟である民の人?の氏族の?分にしたがって聖所に立ち、このためにレビびとの氏族の分が欠けることのないようにしなさい。
6 あなたがたは過越の小羊をほふり、身を?め、あなたがたの兄弟のために備えをし、モ?セが?えた主の言葉にしたがって行いなさい」。
7 ヨシヤは、小羊および子やぎを民の人?に贈った。これは皆その所にいるすべての人のための過越の供え物であって、その?三万、また雄牛三千を贈った。それらは王の所有から出したのである。
8 そのつかさたちも民と祭司とレビびとに?心から贈った。また神の宮のつかさたちヒルキヤ、ゼカリヤ、エヒエルも小羊と子やぎ二千六百頭、牛三百頭を祭司に?えて過越の供え物とした。
9 またレビびとの長である人?すなわちコナニヤおよびその兄弟シマヤ、ネタンエルならびにハシャビヤ、エイエル、ヨザバデなども小羊と子やぎ五千頭、牛五百頭をレビびとに贈って過越の供え物とした。
10 このように勤めのことが備わったので、王の命に?って祭司たちはその持ち場に立ち、レビびとはその班に?って仕え、
11 やがて過越の小羊がほふられたので、祭司はその血を受け取って注いだ。レビびとはその皮をはいだ。
12 それから燔祭の物をとり分け、それを民の人?の氏族の?分に?って渡し、主にささげさせた。これはモ?セの書にしるされたとおりである。また牛をもこのようにした。
13 そして定めに?って過越の小羊を火であぶり、その他の聖なる供え物を深なべ、かま、?なべなどに煮て、急いですべての民の人?にくばった。
14 その後、彼らは自分のためと、祭司たちのために備えをした。アロンの子孫である祭司たちは、燔祭と脂肪をささげるのに忙しくて、夜になったからである。それでレビびとは自分たちのためと、アロンの子孫である祭司たちのために備えたのである。
15 アサフの子孫である歌うたう者たちは、ダビデ、アサフ、ヘマンおよび王の先見者エドトンの命に?ってその持ち場におり、門衛たちはおのおの門にいて、その職務を離れるに及ばなかった。兄弟であるレビびとが彼らのために備えたからである。
16 このようにその日、主の勤めの事がことごとく備わったので、ヨシヤ王の命に?って過越の祭を行い、主の祭壇に燔祭をささげた。
17 ここに?ていたイスラエルの人?は、そのとき過越の祭を行い、また七日の間、種入れぬパンの祭を行った。
18 預言者サムエルの日からこのかた、イスラエルでこのような過越の祭を行ったことはなかった。またイスラエルの諸王のうちには、ヨシヤが、祭司、レビびと、ならびにそこに?たユダとイスラエルのすべての人?、およびエルサレムの住民と共に行ったような過越の祭を行った者はひとりもなかった。
19 この過越の祭はヨシヤの治世の第十八年に行われた。
20 このようにヨシヤが宮を整えた後、エジプトの王ネコはユフラテ川のほとりにあるカルケミシで?うために上ってきたので、ヨシヤはこれを防ごうと出て行った。
21 しかしネコは彼に使者をつかわして言った、「ユダの王よ、われわれはお互に何のあずかるところがありますか。わたしはきょう、あなたを攻めようとして?たのではありません。わたしの敵の家を攻めようとして?たのです。神がわたしに命じて急がせています。わたしと共におられる神に逆らうことをやめなさい。そうしないと、神はあなたを滅ぼされるでしょう」。
22 しかしヨシヤは引き返すことを好まず、かえって彼と?うために、姿を?え、神の口から出たネコの言葉を聞きいれず、行ってメギドの谷で?ったが、
23 射手の者どもがヨシヤを射あてたので、王はその家?たちに、「わたしを助け出せ。わたしはひどく傷ついた」と言った。
24 そこで家?たちは彼を車から助け出し、王のもっていた第二の車に?せてエルサレムにつれて行ったが、ついに死んだので、その先祖の墓にこれを葬った。そしてユダとエルサレムは皆ヨシヤのために悲しんだ。
25 時にエレミヤはヨシヤのために哀歌を作った。歌うたう男、歌うたう女は今日に至るまで、その哀歌のうちにヨシヤのことを述べ、イスラエルのうちにこれを例とした。これは哀歌のうちにしるされている。
26 ヨシヤのその他の行?、主の律法にしるされた所に?って行った?行、およびその始終の行いなどは、イスラエルとユダの列王の書にしるされている。
27 およびその始終の行いなどは、イスラエルとユダの列王の書にしるされている。